「北海道立北方建築総合研究所一般公開」を開催しました
去る、10月24日(金)、25日(土)の両日、研究所初となる一般公開を行いました。
研究所は旭川市に移転して6年を過ぎましたが、建物は知っていても何を行っているところかわからない方が多いため、近隣、近郊の方々に研究所を知っていただくために一般公開を企画しました。
「北方型住宅コーナー」や「ミニセミナー」、などの住宅に関する情報提供や、「バリアフリー体験コーナー」「防災体験コーナー」をはじめ、実験装置などを利用した体験コーナーなど計17のコーナーを設けました。
24日はあいにくの天候の中187名、25日は晴天に恵まれ540名、両日合計で727名もの方々にご来場いただきました。
各コーナーを紹介します。

【受付の様子】(左の写真)
24日、9:30の開場と同時に来所されました。近隣の方のようです。
ウォーキングで毎日この建物を見ていて、今回初めて入ってようやく何の建物かがわかりましたという声を多くいただきました。
【北方型住宅コーナー】(右の写真)
北方型住宅の情報発信と、北方型住宅のペーパークラフト作成、ホッポちゃんのぬり絵コーナーなどを設けました。松村科長、ぬり絵に夢中です。

【住宅がよくわかる!ミニセミナーコーナー】(左の写真)
ミニセミナーは、北方型住宅に関連したクイズを答えていただく「Dr.ホッポの○×クイズ」のほか、耐震化と断熱化を同時に行う経済的な改修方法を紹介する「節約リフォーム、教えます」など、5つのミニセミナーを行いました。
【バリアフリー体験コーナー】(右の写真)
ユニバーサルデザイン公営住宅モデルを使用した車いす体験や片まひ、妊婦の模擬体験などを多くの方々に体験していただきました。

【防災体験コーナー】
避難スペースの体験、炊飯袋による非常食の調理(袋にお米と水を入れるだけ)と試食、非常時に役立つ「ほのぼのあかり」の作成などを体験していただきました。非常食は意外とおいしかったと評判で、たくさんの方々が試食されていました。
左の写真は「ほのぼのあかり」の製作の様子、右の写真は非常食試食コーナーの様子です。

【防耐火コーナー】(左の写真)
当日は防耐火試験室が試験のために公開できず、アトリウム内で防耐火に関する情報発信を行いました。
【休憩コーナー】(右の写真)
休憩コーナーでは、模型やDVDを使用して研究所の紹介を行いました。当日はたくさんの方々が来場され、北方型住宅コーナーで配っていたカラフルな風船により会場は楽しい雰囲気となっていました。

【東海大学コーナー】
研究所と建築及びまちづくりに関する講義、研修、実験、その他各種催しについて連携している東海大学のコーナーで、授業の様子や生徒の作品である椅子などを展示しました。旭川工業高校の生徒の設計作品も展示しました。
【地震体験車】(左の写真)
伊達市から地震体験車をお借りし、地震の体験を行いました。震度7までの一定な振動のほか、阪神淡路大震災、関東大震災、南西沖地震などを体験することができました。地震が比較的少ない旭川の方々は、阪神淡路大震災の想像以上の揺れに驚いていました。
【振動実験コーナー】(右の写真)
ペーパークラフト「紙ぶるる」を使って、筋交いがある場合とない場合の建物の強さの違いをわかりやすく体験していただきました。

【ものの重さ・強さ体験コーナー】(左の写真)
重さの違う材料を何種類か用意して目隠しした箱に入れ、密度の違いによる重さの違いを体験していただきました。
【コンクリートコーナー】(右の写真)
劣化したコンクリートの展示、コンクリートに関する情報を発信しました。

【風洞実験コーナー】(左の写真)
環境風洞の中で、旭川や留萌地方など道内各地の平均風速を体験していただきました。
希望者のみでしたが、風洞装置の最大風速である20mにチャレンジする方もいました。
【北国の暮らし体験コーナー】(右の写真)
-5℃に冷やした外部環境シミュレーター室内の床に氷を張り、滑りやすさの違うブロックを使ってカーリングの体験をしていただきました。選ぶ材料や力の加減により差が出て、意外と難しく、再チャレンジする子もいました。
そのほか、ユニバーサルデザインスコップの体験、高断熱住宅の壁をサーモカメラでみる体験などを行いました。スコップの体験では、実際の雪を使用して体験していただきましたが、この時期にまとまった雪があるということに驚く方もいて、庁舎の冷房に使用するための貯雪槽から苦労して雪を運び入れた甲斐がありました。

【断熱・気密コーナー】
各種断熱材や気密材の展示、断熱材を使用した舟の作成、高性能な窓の表面温度の体験などを行いました。
断熱材の通気量の違い、断熱材の厚さを調整して作成した熱画像の絵、断熱材で作った「ぬりかべ」の展示など趣向をこらした内容でした。

【水密気密実験装置コーナー】(左の写真)
窓の水密試験の様子を体験してもらいました。台風並みの風雨を受けて水漏れを起こすこともありました。
【防音実験コーナー】(右の写真)
コンクリート床の上に普通の木質フローリングと遮音フローリングを敷き、ものを落とした音を対象とした軽量床衝撃音発生装置を使って床衝撃音の違いを体験してもらいました。また、騒音計を使い大声コンテストも行いました。意外と女性の声が大きいことがわかりました。

【アトリウムの様子】
ミニセミナーを含めて、アトリウム内は多くの人でにぎわいました。
左上の写真は、24日に来所していただいた愛別高校1学年の皆さんです。
右上の写真は、25日のミニセミナー会場です。風船が会場の雰囲気をさらに盛り上げています。
左下の写真は、お子さん連れでもセミナーを聞いたりできるように設けた託児スペースです。
↓一般公開の様子を動画でご覧いただけます。
〔その1〕振動実験コーナー・地震体験の様子
〔その2〕風洞実験コーナー・強風体験の様子
〔その3〕防音実験コーナー・大声コンテストの様子
↓セミナーの音声はこちらから。
「省エネの最新技術」鈴木主任研究員
「節約リフォーム教えます」福島居住科学部長
