檜山の景観資源まち歩き-1日目-

<江差町の高台を歩く「まち歩き」の一行>
10月23日(金)、24日(土)の2日間、
檜山南部の乙部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町の
景観資源を調査するまち歩きが行われました。
このイベントは、檜山支庁建設指導課と北海道建築士会檜山支部
が主催し、札幌の建築を学ぶ大学生に新たな視点からまちの魅力を
発見してもらおう、ということで企画されたものです。
地元に住んでいると当たり前になっている景色も、「よそ者」である
札幌の大学生から見ると「めずらしい」「新鮮」「貴重」なものが
まちの中にはたくさん詰まっているのではないか、ということで、
観光地として有名な場所はもちろん、知られざる景観名所まで
徒歩&バスで巡っていただきました。
参加してくれたのは、北海道工業大学建築学科 谷口准教授と
谷口ゼミの学生9名です。

まずは、乙部町の「海のプール」を見学。

プールと言っても、やはり「海」なので、大自然を身近に感じることができます。

続いて、乙部町の「街なみ環境整備事業」で整備された通り沿いを見学しました。
道路の拡幅に伴って、道路沿いの建物をセットバックし、色彩の統一や
一階部分のひさしのデザイン、壁面への地場産材の利用などの配慮がされています。

<街なみ調和が図られた建物>

古い住宅や蔵なども残っていて、みんなが注目。

続いては、バスに乗って江差町に移動しました。
観光地として有名な「いにしえ街道」や江差港、かもめ島などを
上から眺めることができる、少し高台にある古いお寺
「東別院」への階段を登ると・・・

美しい景色が堪能できました。

勾配屋根が連なって、歴史を感じる街並みです。

東別院から平行に歩いていくと、公園がありました。

「九艘川公園」という、これも歴史のある公園です。


そこから、「いにしえ街道」に降りてくると
国の重要文化財にも指定されている「旧中村家住宅」
があります。

こちらは、観光のメインストリート「いにしえ街道」。
歴史に配慮した街並みデザインの統一と電線の地中化などが
行われています。

こちらは、「旧檜山爾志郡役所」。
建物の前にある松の木は、土方歳三が沈みゆく開陽丸を見て、拳を打ち付けたことから
曲がってしまったという謂われのある松です。

まち歩きの途中でちょっと休憩。
商店街の中の建物も、古い建物がここかしこに
残っています。

「うだつ」のあるお肉屋さん。

建築士会檜山支部の方から説明を受けながら
歩くと、さらに興味深くまちを見ることができました。

こちらは、ちょっと変わった私設の展示館(個人のお宅)です。
内部には、古いものがたくさん展示してあります。


大学生には、初めて(?)見る、実物の「昭和の生活史」
だったのではないでしょうか。

その後は、いにしえ街道にある古い土蔵を改修した
喫茶店&お休み処の「壱番蔵」にて、
いにしえ街道でまちづくり活動をされている
室谷さん(江差町歴まち商店街協同組合理事長)
に、江差の歴史や文化、歴まち事業の概要
歴まち商店街の活動の様子、などのお話を伺うことが
できました。
1日目のまち歩きはこれにて終了。
乙部町、江差町とかなり密度の濃い「まち歩き」になりました。
2日目のまち歩きは、次回ご紹介します。
<N.K>