
2月17日(火)に、帯広市で景観に関するセミナーが開催され、
75名の参加者が熱心に講演に耳を傾けました。
セミナーに出席された、
帯広土現まちづくり主査より情報提供いただきましたので、
内容をご紹介いたします。
1つめの基調講演は、濱田 暁生氏((株)シー・アイ・エス計画研究所
代表取締役会長)
タイトルは
「景観がつなぐ、地域のいとなみ・暮らしのなりたち
~地域戦略としての広域景観の意義を考える」
です。
平成15年から継続して取り組んでいる「羊蹄山麓地域における
広域景観づくり」について、北海道の「美しい景観のくにづくり条例」及び
「美しい景観のくにづくり基本計画」などの変遷も含めて紹介されました。
2つめの基調講演は、
林 美香子氏(慶応義塾大学大学院 教授)
「景観と地域づくり」
です。
北海道の景観の魅力について、雄大な自然・豊かな農村景観
などの遠景はすばらしいが、まちなかの商店街等の近景は
景観に配慮した方がよく、景観は地域づくりの質を高めるものと
して、地域にあった建物、農家レストラン、農家民宿などの例を
まじえて
「いつでも・どこでも・だれでも」
景観に配慮することの大切さを紹介されました。

引き続き、基調講演をいただいた、濱田氏、林氏のお二人と、
帯広市都市環境デザイン委員会委員長の瀧川秀敏氏が
コーディネーターをつとめ、
「帯広とかちの景観の印象」
「十勝の守りたい景観や良い景観」
「地域住民と行政との連携等」
について対談が行われました。
会場から
「民間が主体となって美しい景観づくりに成功した例は?」
という質疑があり、
「恵庭のガーデニングのまちづくり、
霧多布湿原を守るNPO法人の取組、
札幌の歴史的建築物を守る取組、
など、行政が主体より民間が主体で成功した事例が
多数ある」(林 美香子 氏)
「羊蹄山の取組でも、行政が場をつくり、内容は民間が
主体で行っている。
民間が主体となった例で、やる気はあるがお金のない
ときに、行政が国等の色々な補助金等の支援策を情報
提供し、取り組んだ例がある。」(濱田 暁生 氏)
という具体例の紹介がありました。
「十勝大橋は羊蹄山のような景観的シンボルになるか?」
という質問に対し、
「十勝大橋は歴史もあり、見た目もシンボルになるのではないか。
音更町側と帯広市側とで綱引きをやるとか、十勝川とセットで
イベント等をやってみてはどうか。」(濱田 暁生 氏)
というアドバイスがありました。

(N.K)