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時間の「景」~黒松内町の景観づくり~

国による「景観法」が平成16年に制定されてから、法律に基づき、景観行政を主体的に実施するためには「景観行政団体」になる必要があります。

都道府県、政令市、中核市は法律の施行と同時に自動的に景観行政団体となりますが、その他の市町村については、都道府県知事との協議・同意により景観行政団体となることができます。

北海道内においても、徐々に景観行政団体の数が増えており、現在は11の市町村が景観行政団体となっています。

黒松内町も、つい最近の平成20年3月に「景観行政団体」となりましたが、その景観づくりの取り組みとしては、道内でも、早くから始められていました。

昔の市街地全景(小).jpg
これは、昭和59年の黒松内町市街地の写真です。
緑豊かな田園風景に囲まれた市街地ですが、屋根の色が北海道の昔にはよく見られた、赤か青のトタン屋根がほとんどです。


現在の市街地2(小).jpg
こちらは、平成17年の市街地写真です。屋根や外壁の色が落ち着いた色彩に統一されてきているのがおわかりなるかと思います。

20年近くの年月をかけて徐々にではあると思いますが、こんなに違う市街地景観になっています。
みんなの共通の目標像がないと、街はこのように統一した景観に変わっていくことはないでしょう。

黒松内町では、建物の外観の色彩に関するガイドラインや色彩変更、廃屋撤去などへの助成制度などの町独自の景観づくりを長年取り組んできたことで、自然景観に配慮された市街地景観がつくられてきています。
明確なルールづくりと年月をかけた町民みんなの取り組みが、新しい景観をつくっていくという事例です。

景観行政団体となって景観施策を実施するとどんないいことがあるの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
景観づくりは、目に見える成果がでるまでには、長い期間と努力が必要となりますが、まずははじめの一歩を踏み始めなければ、何も変わっていかないですね。
勇気を持って、みんなで一歩を踏み出していきたいものです。