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2010年01月13日

【contents】

全道14支庁からの住まい・まちに関する話題をお知らせします。
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渡島支庁からの住まい・まちだより
宗谷支庁からの住まい・まちだより
網走支庁からの住まい・まちだより
胆振支庁からの住まい・まちだより
日高支庁からの住まい・まちだより
十勝支庁からの住まい・まちだより

2008年01月17日

網走支庁から~防災まちづくり~

平成19年10月12日、13日の2日間にわたって、北見市常呂町において「津波防災まちづくり体験学習inところ」が開催されました。

このイベントは、日本建築学会北海道支部の建築文化週間事業として企画されたもので、建築学会北海道支部都市防災専門委員会(http://friuli-ue.eng.hokudai.ac.jp/AIJ_HKD/http://news-sv.aij.or.jp)のほか、NPO法人環境防災総合研究機構北海道(http://www.npo-cemi.com/)、北方建築総合研究所(http://www.hri.pref.hokkaido.jp/)などが中心となって開催されました。
建築物の耐震化と非常に関わりの深いテーマでもあることから、網走土現建設指導課からも参加してきました。

オホーツク沿岸では、大きな地震災害の経験が少ないことから、地震や津波に対する防災意識は、必ずしも高くないと言われています。
しかし、平成18年11月、平成19年1月に発生した地震では、オホーツク海沿岸でも津波警報が発令されるなど、中央防災会議  が公表した「全国どこでも起こりうる地震」で予想される震度は、網走管内でも沿岸部を中心に震度6強となることから、決して地震・津波災害と無縁とは言い切れません。

第1日の「津波防災セミナー」では、北海道大学の鏡味名誉教授が「北見市における地震・津波災害」について基調講演を行い、太平洋側の巨大海溝型地震、内陸の直下地震及びオホーツク側の地震に備える必要があること、さらに津波については、千島海溝沿いの地震、遠地の地震にも注意が必要なことを指摘しました。

基調講演後、津波防災における公助についてパネルディスカッションが行われました。
奥尻町、浜中町及び常呂での取組状況について町の防災担当者による事例発表の他、専門家から「2階建以上のRC建築物を津波避難ビルとして改修活用すること」「避難所を楽しい快適な環境とすること」「平常時から被災時を意識した取組(花火大会等イベント時のゴミ分別ボランティアの取組など)が有効なこと」などの発言がありました。

更に聴講に集まった市町村や関係機関担当者を対象としたミニワークショップが行われました。
その中では「津波の危険性に対する認識を正しく持つこと」、「学校、町内会や事業所単位で学習・訓練すること」、「効果的な広報が必要なこと」など現状の課題を共有し、解決に向けた取り組みについて話し合われるなど、これからの防災対策を考える上で、非常に有意義なセミナーだと感じました。

第2日には、常呂町の住民を対象とした「親子で学ぶ体験学習」が開催され、約30名が参加し、まちなかウォッチングと防災マップづくりなどを体験しました。
前日のワークショップでも指摘された日常の生活の中で津波について考え、備える取組みの実践です。
私が参加したグループでは、子どもたちは、地震の経験が少ないせいか、まち歩きをしていても、なかなかイメージが沸きづらいようでした。

ウォッチングは、観察力と想像力が全てです。「津波が来たら、水位はどうなるだろう?」
「夜間に地震で停電になったらどうなるだろう?」「慌てて逃げたらどうなるだろう?」
大人たちがヒントを与えながら、少しずつ、イメージを感じ取ってきたようです。

たとえば、まちなかでよく見かける自動販売機。
よくよく観察してみると、転倒防止のワイヤーで固定されているものとそのままブロックの上に置かれているものを発見。
歩道を歩いていて、2メートル近くもある自動販売機が倒れてきたら、と思うとぞっとします。

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メインストリートは、沿道の両側が常呂川の堤防と、海岸線の砂丘があるため川と海の存在をあまり感じませんが、地図を見れば一目瞭然、海と川に挟まれた半島状の地形となっています。

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「道路が低い位置にあって海が見えない」「海からと川から津波が来たら挟まれてキケン」
との発言がありました。


電柱や街灯が、歩道の真ん中に立てられていることがよくあります。地震時の避難の時だけでなく自転車などで走っているときなど普段から危ないと感じていることだとか。
また、避難場所へ誘導するためのサインが全くないことに気がつきました。
安全にスムーズに避難するためには必要です。
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夜のことを考えたら、「ネオンサインにしたら目立つからいい」とアイデアが出ました。
「でも地震で停電になったら困るから、太陽電池で点灯するようにしたほうがいい」
だんだんとアイデアが出てくるようになりました。
公民館に戻ってから、これらのアイデアを地図上におとしたマップにまとめることができました。

短い時間でしたが、普段あまり意識をしない「地震」「津波」をイメージしながら普段歩いている街中を見て回ったことは貴重な体験となったことと思います。
 
万が一起こるかもしれない自然災害に対し、十分な備えができるよう、これらのイベントをとおして、防災意識が高まっていくことを期待しています。

網走支庁網走土木現業所建設指導課 建築住宅係 渡辺 純一

2007年08月17日

網走支庁から~「知床の自然を活かすオホーツクの景観担い手事業」~

網走支庁管内には19の市町村があり、オホーツク海に面した海岸線と流氷、世界自然遺産知床、秀峰斜里岳と知床連山、サロマ湖の夕日、大白鳥、濤沸湖と小清水原生花園、ワッカ原生花園、能取岬…、
その他にも「雄大な自然」の一言では表現しきれない程の「ドラマチック」な景観と、大自然からのおいしい恵みが豊富な地域です。
リピーター観光客や移住者が多いのも、納得がいくオホーツク地域です。

このような、豊かな自然・気候風土、そしてそこに済む人々の営みからつくりだされる景観を、守り育てる意識を醸成し、景観づくりの担い手の育成を目的として、H16年度からH18年度までの3ヶ年に渡り、『知床の自然を活かすオホーツクの景観担い手事業』を実施しました。
対象地域は、東オホーツクシーニックバイウェイのルートに関係する市町村を中心としました。

―H16年度― 
「景観知り隊事業」「景観自慢し隊事業」として、東オホーツクの景観を地域住民が再認識する体験するツアーや、郷土のいいところ(景観)を観光客に自慢する景観ガイドをモデル的に体験する事業などを実施しました。
この体験と、数回のワーキング(景観担い手塾)を開催した結果、参加者の皆さんは、小清水町・清里町・斜里町などに多く見られる「耕地防風林」や、斜里岳と借景に広がる「農地景観」の美しさなど、人々の生活から生まれた景観と自然景観の調和という、オホーツクの特徴的な景観を再認識し、景観を守り育てるとともに、未来の景観担い手を育てる「景観教育」を実践したいという意見が出ました。
 
―H17年度―
前年のワーキング結果を基に、オホーツクの「景観作り隊事業」として、景観教育の実践をしていきました。
網走市内の呼人(よびと)小学校に協力いただき、総合学習の時間に「呼人景観ウォッチング」や「よびのび花壇の花植え」を実施し、景観担い手塾生がゲストティーチャーとして活躍しました。
この実践はH18年度も続き、子供達から学校に招待されて、学習の成果発表を見せてもらい、さらには子供達が作ったカレーライスをご馳走していただくなど、景観担い手塾生と未来の担い手の交流が深まりました。
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<H17よびのび花壇>

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<H18小学校感謝祭>


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<H18景観ウォッチング>


―H18年度―
この様な実践を重ねていくうちに、担い手塾生の皆さんには、「景観づくり」が「地域づくり」に繋がることを実感していただくことができたようです。
さて、網走支庁管内は、花によるまちづくりが盛んな市町村が多くあります。
 *平成15年度に「第13回全国花のまちづくりコンクール大賞」を受賞した清里町
 *「太陽の丘公園」いっぱいに咲くコスモスが有名な遠軽町
 *色とりどりのチューリップの絨毯が広がる上湧別町
 *芝桜のピンクで染まる滝上町と大空町東藻琴
 *滝上町には山野草を自然のままに咲かせて全国にファンの多い「陽殖園」もあります。

その他にも、小清水町のリリーパークなど、管内地域の皆さんの「花のまちづくり」への熱意と行動力は、美しく咲く花々が証明しています。
訪れる人は皆、「ようこそ我が町へ!」と花たちが迎えてくれるのを実感することでしょう。
このような活気ある花のまちづくりの中心で活躍しているのが、各市町村のフラワーマスターの方々です。
このオホーツク地域には、北海道のフラワーマスター認定制度で認定されたフラワーマスターが272名おります。
オホーツク地域でまちづくりを考える時、「花」と「景観」は欠かせないものであり、
そこで、景観担い手塾生とフラワーマスターと地域の方々の意見交流の場として、「オホーツクの景観を考える交流会」を開催しました。
テーマ毎に別れて活発な意見交流会が行われ、コーディネターからは、
「皆さんが生き生きと幸せに暮らしているのが顔を見てわかる。カッコイイ!」という感想をいただきました。

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<オホーツクの景観を考える交流会>

最近、ブームになりつつあるオホーツクキャラクター「つくつくオホーツクん」をご存じでしょうか?
青(天力)・緑(知力)・オレンジ(人力)のかわいいキャラクターです。

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オホーツクの人力と知力を併せて、天力の恩恵である景観を守り育てていく活動が、オホーツクと地域に暮らす人々の生活が更に豊かになることに繋がるよう、今後もオホーツクの景観づくりを推進していきたいと思います。

胆振支庁室蘭土木現業所建設指導課 主査(まちづくり) 向井 真由美

胆振支庁のホームページ↓
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/index.htm


2007年08月09日

胆振支庁からのまちだより~室蘭雑景・雑感(その2)~

何の計画性もなしに始めてしまった「室蘭雑景・雑感」の第2回目です。
前回お約束したとおり、「昭和のノスタルジー」を感じさせる室蘭の街並みについて書いてみたいと思います。

昭和から平成に年号が変わってから、既に20年近くになろうとしております。
10年一昔どころか、ふた昔が過ぎようとしている訳ですが、世の中大きく変わりました。

一番変わったのは携帯をはじめとした情報機器の世界でしょうか。
30年近く前、私が室蘭で学生をしていた頃、電話はまだ黒電話のダイヤル式でしたし、下宿の部屋に固定電話をひいている学生は皆無で、電話は大家からの呼び出しが当たり前でした。

それが今では、小学生でも携帯電話を持つようになり、それも単に電話やメールだけではなく、カメラやテレビの機能までついた、もはや携帯電話とは言えないような代物になっています。


今回も前置きが長くなりましたが、掲載した写真は、そんな携帯電話のカメラでバシャバシャ撮った室蘭の街並みです。
さしずめ、“ケータイ見聞録”とでもいう代物ですか・・。

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【中央町・バス停小公園前】


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【幸町の昭和チックな建物】


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【中央町のゲタバキアパート】


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【常盤町会館(中もレトロ)】


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【中央町1丁目交差点付近】


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【中央町の蔦が絡まる古い建物】


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【中央町・アーケード商店街入口】


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【海岸町・道道沿いの青銅色の建物】


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【中央町の路地】


中央町界隈を中心に何の脈絡もないままに、通勤途中などに街を歩いて目についた建物や通りを9枚掲載しました。

いずれも、かなり古そうな建物が収まっていますが、まちがいなく昭和の時代からの建物でしょう。
国指定の登録有形文化財の旧室蘭駅舎(明治45年建築)のような、由緒ある建物はあえて掲載しませんでした。
あくまで、昭和の時代からたたずむ無名の建物や街並みにこだわったつもりです。
そういう訳で、1枚1枚の詳細なコメントはあえてしておりません。

30年程前の学生の頃に室蘭に住んでいたことがあると先程も書きましたが、実はもっと昔、40年以上昔になりますが、3歳から7歳までの4年間、隣町の幌別(現登別市)に住んでいました。
当時、室蘭というとそれこそ道内屈指の都市で、何か気張った買い物があると室蘭でということで、母に連れられて汽車(SLだったと思う)に乗り、当時中央町にあった丸井デパート(昭和55年頃東室蘭に移転)に行ったことを、うっすらと記憶しています。

昔の室蘭を知る人によると、当時は中央町のアーケード商店街をはじめとして、この界隈は買い物客の肩と肩とがぶつかるくらいに賑わっていたとのことですが、30年前、室蘭で学生をしていた頃にも、たまに来ると(中央町まで来ることは滅多にありませんでしたが)まだそんな雰囲気があったように記憶しています。

今回、30年ぶりに室蘭に住むことになり、職場も近いことから中央町界隈を歩く機会が多いのですが、当時と比べて人の流れも減り、シャッターを下ろしたままの店舗も目につきます。
建物が解体されてそのまま空き地や駐車場になっている場所もあり、若干の寂しさを感じてしまいます。
ただ、当時のまま年輪を重ねた風情の建物や、歩道上空のアーケード、この界隈に暮らす人々の生活の臭いを感じさせる狭い路地、上空に電線が走る通りや街並を目にするたびに、何とも言えない懐かしさと言いましょうか、「昭和のノスタルジー」を感じてしまうのは私だけでしょうか・・。


胆振支庁建設指導課 能勢淳彦


胆振支庁のホームページ
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/index.htm 


2007年07月31日

帯広土木現業所からの住まい・まちだより

1 位置、地形等
十勝平野は、日高山脈と大雪・阿寒山系の高山帯に囲まれており、緩やかに傾斜する盆地上の平野のほぼ中央に帯広市は位置しています。
北の十勝川、東の札内川、西の美生川などの河川に囲まれたまちです。
また、十勝川温泉で知られているモール温泉(昔の植物の堆積層から湧出する植物性(モール)の有機物が多い温泉で美肌の湯)が市内各所にあり、銭湯料金で楽しめます。

2 気候
帯広市は、寒暖の差が大きい大陸性気候で、夏は30℃を超える日が続き、冬はマイナス20℃を越える気温となるそうですが、温暖化の影響でしょうか、2007年の冬はマイナス20℃を越えませんでした(明治以来だそうです。)。
1日の寒暖差も大きく、夏の夜に暑くて寝られないので、窓を開けたままにしておくと朝には気温が低くなるので風邪をひきます(タイマーで窓の閉まる装置を北総研の研究テーマにして欲しい)。
また、2,000時間を超える日照時間と、小雨(雪も)が特徴です。個人的な感想では、風があまりない(夏の支庁は風が通らない)のと、大規模な工場が少ない(製糖工場ぐらい)ので、空気が澄んでいると感じています。

3 その他の特徴
十勝では、十勝毎日新聞(地元では「カチマイ」という。)が地方紙No1です。
新聞は、朝出勤前に読む習慣の私にとって、郡部では夕方4時頃に届く新聞の方が売れているというのは、不思議でした。十勝に来て北海道新聞の夕刊の一面が十勝版というのにも驚きました。(現在十勝版は、別冊)
そのカチマイ主催の花火大会が全国で5本の指に入るそうで、2万発の花火が盛大に打ち上げられるのが帯広の夏の風物詩です。
その他、お菓子や乳製品、焼き肉等が美味しいです。

4 住まい
十勝の住まいの特徴としては、雪が少ないこともあり、1/100程度の緩勾配の屋根が多いのが特徴です。
また、冬にマイナス30℃となる町村では、居室の給気を床下を介して行うなどの方法で行っている住宅もあります。
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町並みとしては、割りと古い建物(昭和初期の木造やレンガ造)を利用して営業している飲食店等が多いと感じています。
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また、郊外型の大型ショッピングセンターがないので、駅前や他の商店街が割りと寂れていません。


帯広土木現業所企画総務部建設指導課  山本 正人

十勝支庁のホームページ↓
http://www.tokachi.pref.hokkaido.lg.jp/index.htm