街の居住環境も変化する④ ~函館編~
何十年も満足できる性能やデザインの家を手に入れたとしても、周辺の街がどんどん変わってしまって暮らしにくい環境になることも考えられます。どんな土地を選ぶべきか、道内各地の専門家の皆さんにアドバイスをいただきました。
「良い土地」はお客様次第
函館は平成20年段階で人口約28万人。人口が4年に1回の国勢調査の度に1万人以上減少するなど、道内最多の人口流出地域。首都圏や札幌などへの流出も多いのですが、中学3年生までのこどもたちの医療費を無料にしている隣接市の北斗市への流出もかなりの数に上るものと思われます。
函館市内はドーナツ化が進み郊外の方が利便性の良い場合があります。人口が減っているので地価は下がる傾向にあります。いずれ手放すことを考えると地価の下がりにくい土地を探したいところですが、その時に基準となるものの一つに、近隣に大きな病院があるというのがあります。これは通院しやすいからではなくて、病院は数十年以上、その地を離れないことが多いので、地域も一定の活気を維持できるためです。
しかし、若い夫婦が新築住宅を建てるときに、車2台駐車できる土地を探すとなると町の中心地など地価の高いエリアはほとんど手が届かないと思います。郊外でも車生活の方なら問題ないとか、内科の病院で通院バスを運行しているケースもありますので、郊外でも満足できる暮らしがおくれる人もいます。
函館の一部中心市街地では、体調が悪いときに電話するだけで地域のかかりつけのお医者さんが黒カバンを持ってきてくれる地域もあります。お隣同志のコミュニケーションが良くて住みやすいエリアもあります。
お客様の事情やニーズ、予算によって函館市外をお勧めすることもあります。お客様の状況によってどの地域が良いかは違いますし、一概に言うことはできません。できるなら、購入を決める前に何度か周辺地域を見て回り、近い将来どんな街になりそうか、利便性はどうかなどいろいろ考えながら散策すると発見があると思います。
― イーハウジング函館のメンバー ―
(※本記事は(株)北海道住宅新聞社との委託契約に基づき同社が作成しました。)