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街の居住環境も変化する② ~旭川編~

何十年も満足できる性能やデザインの家を手に入れたとしても、周辺の街がどんどん変わってしまって暮らしにくい環境になることも考えられます。どんな土地を選ぶべきか、道内各地の専門家の皆さんにアドバイスをいただきました。


医療・商業施設がカギ

 旭川は中心部が空洞化し、郊外の人口が増えるドーナツ化現象が進んでいましたが、25年後の人口は現在より10%少なくなるという試算があるように、これから人がだんだん減っていきますし、もちろん少子高齢化も進みます。

 そうなると生活圏である半径3km以内に大きな病院や大型スーパーがあるなど、医療施設・商業施設が充実している地域に暮らすのがいいですし、そういうところに人口は集まってくるでしょう。市内には人口が集中する地域がいくつか出てくると考えられます。人が集まる地区なら将来土地を手放す時に、買った時より価格は下がるでしょうが、買い手が付きやすいと思います。

 具体的に人口が集まりそうな地域としては、旭川医科大学が近く、幹線道路沿いに大型スーパーなどがある東光地区や東神楽町のひじり野など。特に東光地区のニュータウン・パークタウン東光は区画が大きく、街並みもキレイなのでお勧めだと思います。人口も減りにくいでしょうね。

 ほかではMEGAドン・キホーテなどがあり道北病院にも近い春光6区周辺、大きな病院こそありませんが、個人病院・医院が多く、大型ショッピングセンター・ウエスタンパワーズがある永山南部地区もいいでしょう。

土地に接する道路に注意

 土地の条件としては、日当たりが良く駐車スペースを3台分確保できること、間口が広いこと、広めの道路に接していることなどが挙げられます。特に間口が狭いと住宅はもちろん、街並みも貧弱に見えてしまいますし、道路が狭いと除雪・排雪がしにくいため、冬の生活が不便です。幅11m以上の道路に接する土地を選ぶべきで、幅8mでは狭いでしょう。

 また、自然豊かな土地で田舎暮らしを希望する人もいますが、実は田舎ほど除雪に関してはいいんです。街中では道路が狭く、排雪も必要ですが、田舎では除雪車を「ガーッ」っと走らせて、道の両脇に雪を落としていけばそれでいいわけですから。田舎でも旭川周辺であれば大抵朝の7時には除雪が終わっています。雪で困ることなんて田舎ではないんですね。

 時と場合にもよりますが、冬は田舎に住んでいる方が旭川市内の職場への通勤時間が短いなんてこともあり得ます。特に東川町は降雪量が旭川より30cm少ないですし、暮らしやすいところだと思います。

― 新弘拓建(有)代表取締役 柳原 真さん ―


(※本記事は(株)北海道住宅新聞社との委託契約に基づき同社が作成しました。)