①「住まいの教科書」の誕生

A:インタビューした人
池田 美穂さん(現 日高支庁建設指導課 建築住宅係
パンフレット作成当時 北方建築総合研究所居住科学部住生活科)
Q:聞き手
奈良 華織(建設部住宅局建築指導課建築企画グループ)
Q:このパンフレットは、池田さんが当時北総研にいらしたときに作成されたとのことですが、どういう経緯で作成することになったのですか。
A:平成8年度~11年度に「住まいづくり体験塾」という体験学習プログラムづくりの検討を行って、「住まいとまちの体験学習プログラム集 ただいま。」にその内容を反映しました。
「体験学習プログラム集 ただいま。」は、学校の先生を対象に、住まいや住環境の授業の進め方を具体的に示したものですが、教科書的に体系立ったわかりやすい資料が当時は無く、生徒からの質問に対応できませんでした。
それで、体験学習プログラム集の普及啓発のために北海道の住まいについてわかりやすく解説したパンフレットをつくろう、ということで平成14年度に作成したのが、この「北海道の住・街・暮(すまい・まち・くらし)」です。
Q:小学生向けの教科書ということだったのですか?
A:当初は、小学生向け、中学生向け、高校生向けと分ける予定でしたが、結局、中学生や高校生にとっても同じ内容で問題ないことがわかったんです(笑)。
Q:そもそも、住まいに関する授業って受けたことがないですもんね。
A:実は大人が読んでもいいパンフレットなんですよ。
子供用と大人用の違いは、ふりがながふってあるかどうかだけなんです。
Q:そうなんですか。
大人が読んでも、「そうだったんだ」とあらためて知識が得られる内容なんですね。
内容の構成ですが、目次を見ますと、4つのテーマ
「寒さに対する住まいの工夫」、「北海道の冬の暮らし」、「北海道のいごこちのよい暮らし」、「高齢社 会の暮らしと住まい」で構成されていますね。
A:はい。これは、「体験学習プログラム集 ただいま。」のテーマに沿って解説しているからなんです。
「体験学習プログラム集 ただいま。」では、北海道の住まいの特徴や住まいのはたらきとくらし方を理解するための質問が用意されていますので、その質問の基本部分について回答が得られるような構成にしています。
Q:それでは、その4つのテーマごとに詳しくお話しを伺っていきたいと思います。
~次回へつづく~
※「住まいとまちの体験学習プログラム集 ただいま。」についての詳細は、
下記の北方建築総合研究所のページをご覧下さい。
http://www.hri.pref.hokkaido.jp/023-2/jukyouiku/main.htm

<倉敷川沿いのまちなみ>
<倉敷の高台にある神社へ続く階段からの景色>