香川の建築・まちなみ(その3~坂出市、丸亀市)
香川県で見てきた建築・まちなみの最終回は坂出市と丸亀市です。
9月5日朝、目的の人工地盤を探して坂出駅近くを訪れると、商店街に面して庇の下に店舗が並ぶコンクリート造の構造物を見つけました。大高正人が設計し1968年に竣工した人工土地です。写真は朝10時頃ですが、飲食店が多くシャッターが閉まった店舗が多いです。
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(人工土地)
店舗の裏側、人工土地の下は駐車場になっています。人工土地の上は、築40年の生活感ある集合住宅になっており、通常の集合住宅の1階と変わりません。入居者の駐車場もあります。市民ホールの上部は、傾斜地に建つように階段状に住戸が並んでいます。
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(人工土地下の駐車場)
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(人工土地上の集合住宅)
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(人工土地上の駐車場)
バルコニー周りや玄関扉を各自で改修するなど、入居者が快適に住むために工夫している様子がうかがえました。
次に、電車で丸亀市へ移動しました。
JR丸亀駅を出て、右手に一際目立つ建築(アート?)が谷口吉生設計の猪熊弦一郎現代美術館(竣工1991年)です。正面から見ると、壁画と彫刻が額の中に収まって見えます。
壁画の左側にある半屋外の階段を上り詰めた屋上にはカフェがあり、カフェの大きな窓からは滝とオブジェが見え、お茶を飲みながらゆったりアートに浸ることができます。
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(猪熊弦一郎現代美術館)
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(猪熊弦一郎現代美術館屋上)
美術館から南へ5分ほど歩くと毛綱毅曠設計の城乾小学校(竣工1999年)がありました。歩道から学校玄関までは門塀がなく開放的なつくりになっています。
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(城乾小学校)
さらに、小学校の前の通りを東へ15分歩くと南方に丸亀城大手門が見えます。この日は、午後から雨が降ってしまいましたが、そのせいか丸亀城の天守閣が霧に包まれて見えます。
1660年に完成した天守閣は全国の現存する木造天守閣12城の一つで、昭和26年に重要文化財に指定されています。天守閣は標高66mの高さにあり、そこに至る坂道は急で、まさに山登りの感覚でした。
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(丸亀城)
最後に、高松市内で元気のいい商店街「丸亀町商店街」に出会いました。
この商店街は、高松市の中心部にあり、最北端の広場(交差点部分)にはイタリアミラノのガレリアを彷彿させるドームが設けられ、明るく開放的な空間となっています。
また、通りの樹木やデザインされたストリートファニチャーなどは魅力的な空間を演出しており、若者からお年寄りまで多くの人で賑わっていました。
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(丸亀商店街のドーム)
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(ストリートファニチャー)
広場に面する再開発ビル(平成18年オープン)の2~4層部分は、ドームに沿って渡り廊下が架けられており、スムーズな往来に配慮されています。
再開発ビルは、下層が店舗で上層は住宅になっており、まちなか居住にも一役買っています。この商店街では、さらに店舗と住宅が入居した再開発ビル建設の予定があるようです。今後さらに、魅力的で活気のある商店街づくりが進められることと思います。
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(再開発ビル)
香川県やその周辺には他にも見たい建築やまちなみがあるので、行く機会があればゆっくりと堪能したいと思います。 (古屋)