黒松内中学校の現地審査に行ってきました。
11月7日に『黒松内町立黒松内中学校エコ改修(校舎棟)』の現地審査を実施しました。
この建物では、省エネ化や耐震性能の向上をねらいとして校舎を大胆に改修していました。といっても、外観写真をみても別段普通のどこにでもある中学校に見えませんか?ところが、中にはいると、印象はがらりと変わります。
従来は廊下をはさんで両側に教室が並ぶという構造になっていたことから、廊下には日が入らず、昼間でも電気を点けなければならないという状況で、暗くて、寒い校舎だったそうです。
そこで、なんと、校舎裏側(北側)の天井や壁をぶち抜いて、新たに鉄骨とガラスでできた屋根をかけるという斬新な改修を行い、太陽光が燦々と降り注ぐ、従来の「廊下」のイメージを覆すとっても明るい空間を作り出しました。
また、コンクリートの壁などを取り払うことによって、建物自体が軽くなり、耐震性能も向上するという一石二鳥の効果が得られているということでした。
新しいスペースは「ひかりのみち」と呼ばれています。ガラス屋根が北向きに設置されているため、夏の暑さの原因となる直射日光は入らず、いつでも柔らかな光が差し込んでくるという仕組みになっています。視察後の質疑応答をこの「ひかりのみち」で行ったのですが、まるで青空の下にテーブルを出して話しをしているようなとてもすがすがしい気持ちになり、その素晴らしさを実感することができました。
「ひかりのみち」以外にも、外断熱を施して、建物本体の長寿命化を図ったり、生徒数の減少という現状にあわせた教室の配置にするなど、維持管理の負担が少なく、使いやすい学校にするための色々な工夫がたくさん詰まっているとのことでした。
さらに、この校舎はソフト面でも大きな成果をあげているという説明もありました。
改修事業の実施に先だって、生徒や地域住民はもちろん設計のコンペに参加しようとする事業者までをも対象とした、ワークショップを何回も開催して、エコ改修について話し合う場がもたれたほか、リニューアル校舎の完成後も、生徒が新しい機能の利用方法(教室のブラインドのエコな操作方法etc・・・・・)や「ひかりのみち」の効果などを学ぶ、環境教育の題材にもなっているとのことでした。
今年度も、体育館や校庭などの整備を行っていて、現地審査の時もまさに工事の真っ最中という感じでした。更にエコで素晴らしい学校になっていくとのことで、今後の展開がとても楽しみです。
さて、これで、全ての現地審査が終了しました。後はいよいよ最終審査を残すのみです。結果発表までは、色々と手続きがあるため、皆様へのお知らせは年末ごろになると思います。どうぞお楽しみに。




