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2007年10月26日

大成札幌ビルの現地審査に行ってきました。

 10月24日に『大成札幌ビル』の現地審査を実施しました。

 まずはじめにパワーポイントを使った説明を受けました。このビルは、大成建設の自社ビルとして建てられたものです。自社ビルという性質上、限られた予算の中での建設が求められたそうですが、その中でも、色々な新しい技術を取り入れ、さまざまな厳しい基準をクリアした“スーパーエコビル”になっているとのことでした。

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 まず、外観は、北海道の厳しい冬を考慮して開口部を最低限にしています。その代わりに、内部に吹き抜けとトップライト(天窓)を作り太陽の光を取り込む構造になっており、更に取り入れた光を太陽を自動追尾するミラーで3段階に反射させ、吹き抜けの底やオフィスの隅々に光を届けるという仕組みになっていました。

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 また、窓にスリットを作ってそこから外部の空気を取り入れ、吹き抜けに発生する上昇気流によって排出することにより、建物全体の空気を循環させています。また、床下にパイプをはわせて、そこに温冷水を通すことによって、ビルのコンクリート自体を冷やしたり、暖めたりして、室内環境を快適に保つなどの工夫もしているそうです。これらの工夫により、消費エネルギーを3割も減らしているとの説明がありました。

 その後、ビルの内部を見せてもらいましたが、説明どおり、吹き抜けの底のロビーにも太陽光があふれ、室内の空気も新鮮な感じがしました。また、設計や営業の部門では個人の机というものがなく、大きな机を皆でシェアするかたちになっていました。大きな図面を広げたり、ミーティングをしたりととても自由に使うことができるようで、最先端のオフィスという感じがしました。また、この共用ディスクには、『自分の場所』という概念がないため、机の上に書類が山積みになることがないという効用もあると聞き、感心するとともに、いつもグチャグチャの自分の机を思い出し少し反省させられました。

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 外観の説明では、このビルは、オイルダンパーや骨組みの一部に軟らかい鉄を使用するなどした耐震構造となっているとの説明があり、外部から大きなダンパーを見ることもできました。

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 来週も2件の現地審査を予定しています。審査の模様はその都度お知らせしていきたいと思いますので、お楽しみに・・・。

2007年10月25日

足寄町役場の現地審査に行ってきました。

 10月23日に『足寄町役場』の現地審査を行いました。

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 まず、始めに会議室で建築主の足寄町の副町長さんや設計者から、説明を受け、その後庁舎の内外を見て回りました。

 この建物では色々な意味で“エコ”な工夫がされていました。

 まず建設にあたっては、町内の山から切り出したカラマツの板を原料に地元の業者等が加工した集成材を柱や梁、内装などにふんだんに使用したとのことでした。また、加工の段階で出た残材は、木のレンガに加工して、事務室内のカウンターなどに利用されていました。

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 建築後の維持管理の面でもエコな工夫がたくさんあるようでした。
 まず、冬に晴天が多く日照時間が長いという風土に着目し、南側に大きな窓を設置して、太陽の光と熱を取り入れられるように工夫する一方、その窓の内側に、昔の雨戸のような「断熱パネル」を設置し、夜に放射によって熱が逃げるのを防いでいました。

 また、暖房ということでは、足寄町の主な産業の1つである林業の現場から出る残材を再利用した「木質ペレット」を専用のボイラーで燃やすという方法を採用していました。また、町長室などにはペレットストーブも置かれていましたが、デザイン的にもなかなかカッコいい感じでした。

 さらに、地下を通して夏も冬も温度の変わらない地下を通した外気を管内に配管で回すという「パッシブ換気システム」を採用して、夏涼しく、冬暖かい環境を保っているそうです。

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 エコな工夫はまだまだあり、担当の方から熱心に説明を受けました。審査委員の方々も興味深く聞き、見学中にも様々な質問が出ていたようでした。