« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »

2007年11月22日

あんしん賃貸支援事業事業者説明会が開催されました。

 「あんしん賃貸支援事業」ってご存じですか?

 この事業は、アパートなどの民間賃貸住宅に入ろうと思っても拒否されることのある 《高齢者》 《障がい者》 《外国人》《子育て世帯》 の方々がスムースに入居できるように、国、北海道、市町村、不動産事業者の団体、福祉関係団体...etcが連携して、
○ 住まい探しに協力してくれる不動産店
○ 高齢者等を受け入れる賃貸住宅
○ 入居時の立会や入居後の相談などの支援とその実施団体
を募集して、その情報をホームページや道庁や市町村役場の窓口で検索できるようにしようとするものです。

 事業としては、国交省が昨年度からスタートさせていますが、各地方での展開はこれからという段階です。北海道でも今年度中に札幌市内で何とか登録と公表を始めたいと考え、現在、検討をしています。

 今回は、事業がスタートすると、高齢者等の方々や大家さんに第一線で対応していただくことになる「不動産屋さん」の方々に事業をPRするため説明会を開催しました。

anchin-setsumeikai.jpg

 11月16日に札幌市内の大きな会議室で開催しましたが100人を超える方が出席され、会場はほぼ満員という盛況ぶりでした。
 説明会では、国交省や北海道、札幌市等からの事業の説明に加えて、弁護士の先生から、最近の賃貸借契約を巡るトラブルや、判例についての講演もありました。

 全体で4時間にも及ぶ長時間の説明会となりましたが、皆さん大変熱心にお聞きいただいてる様子で、今後、あんしん賃貸住宅の登録が開始されれば、どんどんどんどん申請がきて、うれしい悲鳴?!となりそうな予感がしました。

 登録開始はもう少し先ですが、皆さまどうぞご期待下さい!!

2007年11月20日

ジャパンホームショーに北海道が出展しました

セミナー02.jpg
11月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトで開催されたジャパンホームショーに北海道ブースを出展しました。

これは、北海道の住宅建築技術の販路拡大のため、企業と連携して北海道をPRすることを目的としており、このような企業との連携形式では平成16年度から4回目の出展となります。
今年の入場者は9万2千人と、かなり大規模な展示会となっています。

北海道ブースは、「ふるさと建材・家具見本市」という、各地域の地域産材、建材、家具を集めたコーナーにあり、他にも岩手県、秋田県、兵庫県宍栗市などが出展していました。

北海道から出展した企業は、あいもり、イーエムディー、グッドマン、コーナー札幌、ダンネツ、タイガー産業、日本システム機器、勇峰工芸の8社と北海道・北総研です。

北海道ブースでは、各企業を紹介したセミナーを開催し、多くの方にご参加いただきました。
実演01.jpg
<あいもり株式会社によるほたて漆喰壁材の紹介と塗装実演>

JHセミナー03.jpg
<北総研の技術紹介にもたくさんの人が来場 断熱・気密、性能向上リフォームマニュアルなどをセミナー受講者に配布しました>

MCさんの呼び込み.jpg
<今年2年目となるMCさんの勧誘効果は絶大です>

他にも、省エネ商品を集めたコーナーや、環境建築ポスター展、住まいの防犯・防災対策フェアなど、近年の住宅関連の話題商品を集めたコーナーが目につきました。
照明のブース.jpg
<各企業が工夫をこらしてブースを作成しています。写真は照明器具商品のブース>

海外からの出展も多く、国際色豊かでした。海外出展者からも北海道のエコ、省エネ商品は注目されていました。

ドイツブース.jpg
<ドイツの建築資材ブース>

来年の環境サミットに向けて北海道の省エネ、エコ商品がますます注目されることを期待したいです。

2007年11月16日

第7回居住領域学習研修会を開催しました

☆☆今回は、北方建築総合研究所居住科学部から、開催報告をいただきました。☆☆

少し前になりますが、11月3日(土)にサン・リフレ函館で、家庭科を教える先生方等を対象とした住居領域学習研修会を行いました。

研修会の第1部では、高知女子大学の宇野教授から、「住居領域学習の今日的意義」について、住まいに関わる知識を身につける重要性は、住宅・住環境は、生活、人生、子どもの発達の基盤であることや、大変だけど住まい・まちづくりを考えることは楽しいこと、身近なテーマはたくさんあることなどについてお話がありました。

居住領域研修会01-s.jpg

また、当研究所で発行した「住まいとまちの学習プログラム集2」について、住まいへの興味と、まちづくりへの関心を高めるペーパークラフトを活用した授業、住宅の結露について考える実験を通じた授業、身近な住宅地や景観を感じ、景観や安全な環境づくりについて考えるまち歩きを行う授業など、家庭科学習・総合学習などで活用できるプログラムであることを説明しました。

研修会の第2部では、参加者の方に、「あなたは不動産屋さん!」という題材で、住宅・住宅地の街並み景観を考える授業体験をしてもらいました。

居住領域研修会02-s.jpg

休日にもかかわらず参加していただいた方々からは、授業体験等について、現場で実際に授業を行う立場からの改善点についての意見や、このような研修会は大切であり、継続すべきという貴重なご意見をいただきました。

また、第8回住居領域学習研修会を、1月11日(金)に札幌市で開催します。
第7回のご意見を踏まえ、楽しい住居領域学習研修会にしたいと考えています。
まだ、参加申込みを受付していますので、まだ申し込まれてない方で、ご興味のある方は、是非、ご参加下さい。

(開催案内・参加申込等HP  http://www.hri.pref.hokkaido.jp/021-2/index.html

2007年11月15日

大麻団地の視察に行ってきました

少し前になりますが、11月2日(金)に、札幌圏のニュータウンとして開発された大麻団地の視察に行ってきました。

これは、独立行政法人建築研究所が「人口減少社会における住まい・まちづくり、地域運営の手法に関する調査」の事例として、全国各地のニュータウンを調査している中の1事例として江別市大麻団地が対象とされ、そのヒアリングに同行したものです。
全国各地のニュータウンが一斉に高齢化し、住環境やコミュニティの維持が難しくなっていることから、これからの人口減少社会においてもまちづくり、住環境整備を地区ごとにマネージメントしていくための手法について検討するのが目的とのことです。

大麻打ち合わせ.jpg
はじめに、大麻東地区センター会議室で、江別市役所企画政策部、建設部の方から、大麻地区の現況、地域マネージメントに関する取り組み状況などについてお話しを伺いました。

北海道からも、建設政策課、住宅課、建築指導課、北総研、保健福祉部福祉援護課が参加し、大人数の打ち合わせとなりました。

江別市大麻団地は、新住宅市街地開発法(昭和38年)に基づき昭和39年から開発されたニュータウンで、計画人口2万7千人、面積215ha。
札幌圏では、同じ新住宅市街地開発法による団地は、北広島団地、もみじ台団地、花畔団地などがあります。

江別市の中でも最も高齢化が進んでおり(19.1%)、都市機能の集積、大学などの文教施設も集積しています。
高齢化が進んでいる一方で、地域住民が主体となったまちづくり活動が盛んな地域でもあるとのことです。
そのような活動を核としながら、商店街や大学生などとの連携を図った情報交流、食の交流、健康相談、冬場の砂捲きなどの活動が実践されているとのお話しがありました。

ほっとハウスおおあさ.jpg
<商店街にあるコミュニティの場「ほっとハウスおおあさ」>


打ち合わせのあと、大麻団地の様子を視察しながら、JR大麻駅まで歩きました。
大麻団地01.jpg
大麻団地02.jpg
大麻団地の中の一軒あたりの敷地は広く、各戸の庭も緑豊かです。落ち着いた住宅地です。

ところどろこに空き家もあります。
空き家は、庭の手入れもされておらず、車庫が倒壊している家もありました。
積雪期には除雪がされていないので、すぐに空き家とわかるそうです。
大麻空き家.jpg
大麻空き家車庫.jpg

ただし、空き家の情報は近隣50戸にチラシ配布すると、すぐに買い手が決まってしまうそうで、雑誌やHPなどの不動産情報にはなかなか出てこないそうです。


すぐ近くには、森のような散策路もあります。
大麻団地04.jpg
散策路を抜けるとすぐにJR大麻駅で、通勤にも便利です。
最近の新興住宅団地では手に入らない、住環境や利便性の良い立地の場所であるとあらためて感じました。
この環境を守るためには、住み手のパワー、仕組みが必要となります。

大麻団地石碑.jpg

団地の入り口には、当時の北海道知事町村氏による開発への思いが込められた石碑がありました。
人口増加の時代の思いを、人口減少時代にどう再編していくかが、これから問われています。

2007年11月10日

「公共建築の日」フォーラムに行ってきました。

 11月9日に北大の学術交流センターで開催された「公共建築の日」のフォーラムを聞きに行ってきました。

 今年度は「私たちにできるCO2削減の取組」と題して、北大の絵内先生をコーディネーターとして、道立北方建築総合研究所(北総研)や道内の著名建築家の方をパネリストに迎え、パネリストの事例発表の後、パネルディスカッションや会場からの質疑応答に応じる形で行われました。

koukyoukenntiku-seminer.jpg

 お話しの中では、北総研の建物を作る際に施されたさまざまな工夫とそれによって得られた成果についてや、今年度の赤レンガ建築賞の候補作品にもなっている黒松内中学校のエコ改築の状況などについての話がありました。その中で、公共建築においては、作った後の維持管理の経費を削減することが非常に重要であること。また、例えば、昼光を取り込んで日中の照明による電力消費を抑える仕組みを導入する場合でも「CO2の削減」というよりも、「維持管理コストの削減」と言った方がとおりが良いなどとお話しがあり、なるほどと考えさせられました。

 セミナーの最後には、公共建築の日の写真とポスターのコンテストの入賞作品の発表も行われました。会場外のロビーにも作品が張り出されていましたが、どれも力作揃いで印象深い作品ばかりでした。

koukyoukenchi-poster.jpg【ポスター展】