北総研の調査研究報告会に参加しました

9月6日(木)に札幌エルプラザで開催された、北総研のH19年調査研究報告会に参加しました。
「安全で安心・快適な建物をつくる」をテーマに、第1部では、北総研の研究成果発表、第2部には、金箱構造設計事務所代表の金箱温春氏が特別セミナー、基調講演を行いました。
当日は、民間企業、行政関係者、学生などおよそ150名が参加し、基準法、構造設計、耐震改修など、建築業界のホットな話題について熱心に耳を傾けていました。
特別セミナーは、「改正建築基準法により設計はどう変わるか」という内容で、日本を代表する構造建築家の金箱氏が講演。

一連の構造偽装問題により、構造関係の建築基準法が改正され、確認審査が厳格に複雑になって業界全体に混乱が生じている状況であるが、制度の目的である「建物の安心」ということを見失うことなく、
「法制度に負けない覚悟」が設計者には必要、というお話しが印象的でした。
設計者としては、どんなに法律が厳しくなっても、構造設計の本質は変わらないので、建物や構造のありようをよく考えること、設計内容を説明できる能力がますます重要となるということでした。
そのあとの基調講演では、「構造と空間のコラボレーション」 ~最近の設計事例から~というテーマで、上野のオフィスビルの耐震改修事例、北海道黒松内町の黒松内中学校の耐震改修事例、千葉県四街道市の幼稚園の改修事例などを紹介いただきました。

<上野オフィスビルファサードモデル検討>
性能が確保されるだけでなく、資産価値の向上、まちなみへの配慮など、新しい改修への提案に、刺激を受けた方も多かったのではないでしょうか。
金箱構造設計事務所のHP
http://www.kanebako-se.co.jp/