「減築」という耐震改修 -黒松内中学校-

黒松内中学校を見せていただきました。
この学校は環境省の「地球温暖化を防ぐ学校エコ改修事業」を活用した事例で、北方建築総合研究所の研究発表会でも議題となったので、ご存じの方も多いかと思います。
この学校の売りはなんといっても、「ひかりのみち」と名付けられたガラスの大屋根をかけた多目的空間にあります。このひかりのみちに沿って各教室が配置されており、厳しい学校の照度基準を自然光でらくらくクリア。また、自然換気も行い、照明・換気エネルギーの削減を図っています。
このひかりのみちは、2階建てのコンクリート躯体の屋根・壁・床をとって、ガラスや鉄骨による屋根をかけることによって軽量化を図り、地震力を軽減するといった考えにより耐震改修を行っています。「そうか、その手があったか」という感じです。
教頭先生にご案内いただき、お話しを伺いましたが、仮設校舎から移ってきて生徒がとても喜んでいたこと。ひかりのみちは学校の居間として位置づけられ、休み時間になると生徒がたくさん集まってくることなど、少し誇らしげにお話しされていたのが印象的でした。
耐震改修というと、壁を増やしたり、ブレースを入れたりと不便になりがちですが、このような明るく楽しい耐震改修もあることが、とても嬉しい発見でした。







