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2007年09月29日

「減築」という耐震改修 -黒松内中学校-

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 黒松内中学校を見せていただきました。
 この学校は環境省の「地球温暖化を防ぐ学校エコ改修事業」を活用した事例で、北方建築総合研究所の研究発表会でも議題となったので、ご存じの方も多いかと思います。
 この学校の売りはなんといっても、「ひかりのみち」と名付けられたガラスの大屋根をかけた多目的空間にあります。このひかりのみちに沿って各教室が配置されており、厳しい学校の照度基準を自然光でらくらくクリア。また、自然換気も行い、照明・換気エネルギーの削減を図っています。
 このひかりのみちは、2階建てのコンクリート躯体の屋根・壁・床をとって、ガラスや鉄骨による屋根をかけることによって軽量化を図り、地震力を軽減するといった考えにより耐震改修を行っています。「そうか、その手があったか」という感じです。
 教頭先生にご案内いただき、お話しを伺いましたが、仮設校舎から移ってきて生徒がとても喜んでいたこと。ひかりのみちは学校の居間として位置づけられ、休み時間になると生徒がたくさん集まってくることなど、少し誇らしげにお話しされていたのが印象的でした。
 耐震改修というと、壁を増やしたり、ブレースを入れたりと不便になりがちですが、このような明るく楽しい耐震改修もあることが、とても嬉しい発見でした。

2007年09月27日

応急危険度判定士認定講習会を開催しました。

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 今年の7月に発生した新潟県中越沖地震直後に大活躍した応急危険度判定
士の認定講習会を9月26日に開催しました。
 今回は札幌会場として、かでる2・7において行いましたが、今年度は、札幌会
場を皮切りに10月3日(函館市)、10月16日(小樽市)、10月18日(苫小牧市)
、10月23日(北見市、釧路市)、10月24日(帯広市)、11月7日(旭川市)と、
全道8会場で開催します。
 今日の札幌会場は新規受講者が120名、更新者が155名の合計275名が
受講しましたが、7月に発生した新潟県中越沖地震において、実際に判定士と
して活動した札幌市の職員の方を講師として招き、新潟での生々しい写真を使
って実際の判定活動の状況を紹介していただきました。実際の写真を見ると、
改めて被害状況の大きさに衝撃をうけます。
 応急危険度判定は、阪神・淡路大震災を機に実施された制度で、北海道にお
いても平成8年の認定制度スタートから10年が経過したところです。この間、ピ
ーク時には約5,300人いた判定士も、現時点では3,500人程度まで減少し
てしまっています。判定士制度の有効期限は5年間ですが、更新講習を受講せ
ずに、知らないうちに失効してしまう方が多いようです。
 判定士の方は、忘れずに更新してください!!

2007年09月18日

行政実務研修生が来ています

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9月13日(木)から9月28日(金)まで、室蘭工業大学建設システム工学科建築コース3年生の青野祐輔さんが建築指導課に行政の実務研修生として配属されています。
青野さんは、将来建築行政職を希望ということで、今回道庁の建築職の仕事内容について各セクションより説明を受け、研修内容を報告書にまとめるそうです。
今回、青野さんは道庁に研修に来ていますが、同級生では市町村やゼネコンなどに研修に行っている人もいるそうです。
将来の自分の道を考える上での有益な研修になってくれればと、各セクションの担当者が(机に向かった講義形式だけでない)趣向をこらした研修内容を企画しています。

という、青野さんの研修の1コマとして、14日(金)の午前には、実際に建築された北方型住宅の気密測定に立会してきました。
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見学させていただいた北方型住宅は、パッシブ換気で1階・2階とも床下暖房を採用。
設計者の方に全体の概要を説明していただきました。
気密測定結果は、概算で0.75c㎡/㎡と北方型住宅の基準である2.0c㎡/㎡以下を楽々クリア。
実際の空間としての北方型住宅を体験してもらいました。

午後からは、(財)北海道建築指導センターで開催された住宅セミナーを受講してもらい、
北方型住宅について知識を深めてもらった1日でした。青野さんお疲れ様でした。
これから約2週間がんばってください!
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2007年09月11日

マンション管理基礎セミナーin旭川(9/8)&札幌(9/9)

台風9号の影響で、東京からお招きした廣田先生の来道も危ぶまれたセミナーでしたが、無事に開催できホッとしています。
ということで、今年度3回目&4回目のマンション管理セミナーを旭川市と札幌市で開催しました。

当日は台風の影響が心配されましたが、旭川会場では80名、札幌会場では243名の皆さんの出席をいただき無事にセミナーを終了しました。
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<(財)マンション管理センター 廣田先生>

(財)マンション管理センターの廣田先生は8月の函館でのセミナーに引き続いてのご講演でした。
先生ご自身が浦安市にあるマンションの居住者であり、管理の現場を熟知している上で数多くの相談対応等の経験・活動をベースにしたお話しは、裏付けがあるだけにマンション管理の真理を突いていて、受講された皆さんには非常に勉強になったのではないかと思います。
ちなみに(財)マンション管理センターでは年間約1万件の相談を受けているとのことです。

また、札幌会場では、滞納管理費・修繕積立金の法的な回収方策について、札幌総合法律事務所の石川弁護士からご講演をいただきました。
非常に端的・歯切れの良い口調で、法律上の難しい用語も解説しつつ、分かり易い講演だったと思います。

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<札幌総合法律事務所 石川弁護士>

マンション管理・・・・今管理の現場では多くの問題点が指摘されています。建物の高齢化(経年劣化・陳腐化等)、居住者の高齢化、役員のなり手不足、管理費等の滞納etc・・・・こんなことばかりでは「マンション住まいなんてイヤ」って思ってしまいますよね。
ところが廣田先生は「マンション大好き!」ですって。
世間一般ではこのような問題点が多く指摘されているのに何故廣田先生は「マンション大好き!」なのでしょうか?
先生曰く「住んでいて楽しいから」だそうです。
住んでいて楽しいマンションになるか、そうでないマンションになるかは、住んでいる区分所有者のが、どうマンションの管理に関わっていくか次第だということが廣田先生のお話しからも分かります。

今年度はこれから、小樽市・釧路市・苫小牧市・室蘭市・函館市(2回目)でセミナーを開催する予定です。
お近くのセミナーを覗いてみてくださいね。
これからのセミナー開催日程はこちら
(土日2日連続のセミナー開催は、さすがにチョット疲れました。)       (Y生)

2007年09月08日

北総研の調査研究報告会に参加しました

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9月6日(木)に札幌エルプラザで開催された、北総研のH19年調査研究報告会に参加しました。

「安全で安心・快適な建物をつくる」をテーマに、第1部では、北総研の研究成果発表、第2部には、金箱構造設計事務所代表の金箱温春氏が特別セミナー、基調講演を行いました。
当日は、民間企業、行政関係者、学生などおよそ150名が参加し、基準法、構造設計、耐震改修など、建築業界のホットな話題について熱心に耳を傾けていました。

特別セミナーは、「改正建築基準法により設計はどう変わるか」という内容で、日本を代表する構造建築家の金箱氏が講演。
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一連の構造偽装問題により、構造関係の建築基準法が改正され、確認審査が厳格に複雑になって業界全体に混乱が生じている状況であるが、制度の目的である「建物の安心」ということを見失うことなく、
「法制度に負けない覚悟」が設計者には必要、というお話しが印象的でした。
設計者としては、どんなに法律が厳しくなっても、構造設計の本質は変わらないので、建物や構造のありようをよく考えること、設計内容を説明できる能力がますます重要となるということでした。

そのあとの基調講演では、「構造と空間のコラボレーション」 ~最近の設計事例から~というテーマで、上野のオフィスビルの耐震改修事例、北海道黒松内町の黒松内中学校の耐震改修事例、千葉県四街道市の幼稚園の改修事例などを紹介いただきました。
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<上野オフィスビルファサードモデル検討>

性能が確保されるだけでなく、資産価値の向上、まちなみへの配慮など、新しい改修への提案に、刺激を受けた方も多かったのではないでしょうか。

金箱構造設計事務所のHP
http://www.kanebako-se.co.jp/