« 2007年06月 | メイン | 2007年09月 »

2007年07月31日

HIPA インテリアセミナー第2回が開催されました

去る7月28日(土)、北海道インテリアプランナー協会(HIPA)主催の第2回インテリアセミナーが開催されました。
今回は会場を道庁赤れんが庁舎とし、テーマもずばり「赤れんが庁舎を造った男たち」。
前回と同様、北海道職業能力開発大学の駒木定正先生にご講演いただきました。
seminar_01.jpg seminar_02.jpg
明治前期にれんがによって建築された手宮機関車庫や旧北海道庁本庁舎(道庁赤れんが庁舎)には、アメリカニューヨーク州レンセラー校で学んだ松本荘一郎、平井清二郎の建設技術が存分にいかされたと考えられるとの話。
かれら二人は、留学先で土木工学を学び、鉄道の敷設に多大な功績を残しており、後に鉄道庁長官、帝国鉄道庁総裁にまで登り詰めたほどの技術者ですが、一方で建築にも携わり、今日、重要文化財として指定されるほどの建物を遺したことは驚く限りです。
れんがの積み方も、建物はフランス積み、土木構造物はイギリス積みとして使い分けるなどのセンスもあり、土木建築を問わない総合技術職として活躍したスーパースターであった、というところでしょうか。

また、帝国鉄道庁総裁であった平井が、東京駅を設計していた辰野金吾に対し、その進捗に指示を与えていた(「作業が遅い」と叱咤していた!?)という記録もあるとのこと。われらの道庁赤れんがの設計者が、あの辰野金吾よりもスゴイヒトだったとは・・・。
hirai_seijirou.jpg平井清二郎(駒木講師の資料から転載)

途中、パソコン、プロジェクターの電源が突然落ちるというアクシデントもありましたが(ボイラー担当者がセミナー終了時間を勘違いし、冷房関係の電源を切ったのが原因。やはりヒューマンエラーは大敵です。)、約70名の方々が最後まで熱心に聴講しました。

次回はいよいよ最終回で、10月中旬に、駒木先生のご自宅を含め小樽市内の歴史的建築物を巡るバスツアーが企画されます。詳しくは北海道インテリアプランナー協会までお問い合わせください。
北海道インテリアプランナー協会ホームページ↓
http://www.hipa.biz/

2007年07月03日

マンション管理基礎セミナー(江別市)を開催しました

マンション管理基礎セミナー江別04.jpg
 今年度最初のマンション管理基礎セミナーを晴天の6月23日に江別市民会館で開催しました。
 今年度道内の主要8都市で開催を予定しているセミナーのトップバッターです。24名の出席でした・・・ちょっと寂しかったかなぁ~。

マンション管理基礎セミナー江別03.jpg <講師の馬場先生>
■マンション管理組合運営のポイント~コミュニティ対策と合意形成~
(社)北海道マンション管理組合連合会の相談員でマンション管理士の馬場先生の講演です。
 管理組合運営の上で最も重要であるコミュニティ対策と合意形成という視点から、連合会に持ち込まれる相談事例を引き合いに
 ●広報活動
 ●専有部分と共用部分の認識
 ●議決権行使のあり方
 ●管理委託の更新問題
 ●騒音問題の問題
 ●札幌地裁の公告事例(滞納金のある競売物件)
という項目に整理して講演がありました。
 どの問題も何処のマンションにおいても日常直面する問題です。

マンション管理基礎セミナー江別02.jpg  <講師の中田先生>
■大規模修繕工事の実務~検討から実施まで~
2講目は、(社)北海道マンション管理組合連合会の技術の相談員で1級建築士の中田先生の講演です。
国や道の計画でもストックの有効活用が基本理念とされています。マンションもしかりです。マンションは区分所有者皆さんの大切な財産ですね。しっかりと維持管理をして資産価値の維持保全を図って長持ちさせることが重要です。そのために必要となる区分所有法の手続きとご自身の経験を折りませながらの講演でした。これから大規模修繕を検討している管理組合の皆さんには大変参考になったと思います。

■マンション共用部分のリフォーム融資の概要
 3講目は独立行政法人住宅金融支援機構の市川様からの融資制度の説明でした。独立行政法人住宅金融支援機構は今年4月から旧住宅金融公庫から独法化された組織です。大規模修繕工事に要する費用は修積立金から充当されますが、資金不足となれば、区分所有者から一時金を徴収するか、あるいは金融機関から融資を受けなければなりません。支援機構は政策的な見地から低利融資制度を行っています。その制度案内の内容でした。

★マンション管理雑感
 日頃いろいろな相談やこうしたセミナーで講師のお話を聞いていて、「マンション管理ってホント大変だなぁ~!」って実感します。
 マンション管理をめぐるさまざまなトラブルの多くは、「無関心に起因する。」と言っても過言ではないと感じています。コミュニティ不足が無関心を誘発し(その逆かもしれませんが・・・)、無関心がさまざまなマンション問題を誘発している例がたくさんあります。
 分譲マンション居住者は、縁があって結果として同じ屋根の下に、壁や床1枚で上下左右の住人となって暮らすこととなった方々ばかりです。そのマンションの共用部分は管理組合が管理をしなくてはなりませんし、また、共同住宅としてのルールを定めたのが管理規約です。
 日常の相談をとおして感じることは、その辺の理解が出来ていない区分所有者の方々も少なからずいるということです。今回のセミナーは24名の方が出席されましたが、それぞれご自身お住まいのマンションに持ち帰って理事会や役員会で話題にしたり、広報誌で内容を紹介して頂けたらと思っています。
 さて次のセミナーは8月末の函館、9月の旭川・札幌・・・まだまだ続きますが、何回も何回も繰り返すことが一番の正攻法なのかもしれまん。
  (Y生)