長野県庁さんが北方型住宅の調査に来道されました

長野県では、従来から地域材の活用促進、木造住宅の振興に取り組んでおられますが、今年度、「省エネエコ住宅」をキーワードに、産業振興の観点から総合的な地域住宅産業の育成支援について研究されるとのこと。
このたび、研究の参考とするために、産学官が連携し、北国にふさわしい快適な住まいづくり運動として進めてきた北方型住宅の取り組みを調査するため、長野県庁の3名の方が来道されました。
本日(5/23)は道庁での聞き取り調査。今日の北方型住宅に至るまでの北海道の住宅の歴史や、断熱施工技術を支えるBIS制度、道内の工務店や道産木材の事情などを当方から説明するとともに、長野県の事情もお聞きしました。
集成材でも北海道ではカラマツ、長野県ではヒノキであること、また北海道はほとんどが大壁工法であるのに対し長野では真壁工法であるため、ユーザーの好みで無垢材も根強い人気があることなど、自然や文化の違いによって住宅生産事情も大きく異なることを再確認しました。
お互いにびっくりしたのは、住宅の値段。北海道では、次世代省エネ基準をクリアする北方型住宅を坪45~50万円程度で建てられるのに対し、同じ性能の住宅を長野県で建てようとすれば坪60~70万円にはなるだろうとのこと。
断熱材、断熱サッシの流通価格が道内と本州で格段の差があるようです。最後に、長野県でもぜひ北方型住宅のしくみを活用しませんかと、売り込みをしてしまいました。

予定を30分以上オーバーする熱心な調査となりましたが、この後、道立北方建築総合研究所のほか、札幌・旭川・三笠市内の工務店にも伺うとのことでした。
今回の調査が役に立ち、長野県に環境にやさしい良質な住宅がますます増えるよう、願っています。