
○3月3日雛祭り ・・・この日今年度2回目のマンション管理基礎セミナーを函館市で開催しました。今年度最後のセミナーです。
今回のテーマは「地上デジタル対応」と「電気の 使い方」の2講座。
○函館市内のマンション管理組合役員の方をはじめ57名の方が受講されました。
函館市内でのこのセミナーは、北海道・函館市・(財)函館市住宅都市施設公社・NPO函館マンション管理組合ネットワークの4者の共催で、例年8月と2~3月の2度開催しています。

○地上デジタル放送の概要とマンションテレビ受信設備の課題
2011年にアナログ放送が終了するため、地上デジタル化への対応はマンションに限らず戸建て住宅でも待ったなしの対応が迫られます。
札幌にお住まいの方の中には既にテレビを買い換え、地上デジタル放送を満喫している方もいるかもしれませんが、特にマンションで問題となるのが電波障害の対応です。
地上デジタル化で電波障害はアナログと比較して大幅に減少すると言われていますが、現状の電波障害の範囲がどのように変化するかを調査する必要もありますし、また、電波障害対策の役割を終えたケーブル等を撤去しなくてはなりません。費用負担の問題もありますし、管理組合にとってはなかなか頭の痛い課題です・・・・。

○マンションライフでの上手な電気の使い方
例年になく全国的に暖冬となったこの冬、これってやっぱり地球温暖化の影響でしょうか?
熱損失を減らし、限られたエネルギーを有効に利用することが地球温暖化対策の地道な第一歩かもしれませんね。
スイッチ一つで電気が点灯して、お湯が出て、トイレの水が流れて・・・・文明の恩恵にあずかりながら、次の世代にその恩恵をしっかり引き継いでいくためにも、環境や省エネに対する取組みを、日々の暮らしの身近なところから実践していくことが大切です。
自宅に帰って出来ることは何か、家の中を見回してちょっと考えてみたいと思いませんか?
【マンション雑感】
●マンションは何年もつの?
マンションに関係した雑誌に次のような記事がありました。
ドイツからの留学生に筆者が「ドイツでは、アパートは何年くらいもつの?」と何気なく聞いたそうです。けげんな顔をしながら少し時間をおいての答えは「考えたことも ないのでよく分からないが200年から300年くらいだと思います。」とのこと・・・。ヨーロッパと日本では、気候・風土や歴史観、価値観の違いがあるのかもしれませんが、この答えを聞いてどう思いますか?戦禍やよほどの大災害に見舞われない限りヨーロッパでは100年単位でアパートは保つんですね。日本に「30年~40年、50年がマンションの寿命」とする発想があるとすれば、ちょっと考え直さなければなりませんね。 だとしたら、「200年~300年」と「30年~40年、50年」のこのギャップは何なんでしょう?マンション管理を考える時、その隙間を埋める手立ては何か、ちょっと考えてみる価値はあると思いませんか?
ちなみにその雑誌によると、日本に現存する最古のRC造の集合住宅は、今は島全体が廃墟になっている長崎県端島(軍艦島)に1916年(大正5年)に建てられた炭坑用住宅(7階建て145戸)だということですが、コンクリート躯体は果てていないとのことです。(「軍艦島」・・・地元では世界遺産登録の運動もあります。)
また、同じく現存する最古のRC造のオフィスビルは、横浜市にある「三井物産横浜1号ビル」(地上4階地下1階建て)で、1911年(明治44年)8月に竣工し、今でも現役でオフィスビルとして使われています。築96年・・・・・。
やはりRC造の建物はしっかり管理をすれば長持ちするんですね。
●マンション管理に関する出版物にはよく「建物診断を行って、長期修繕計画を作って、資金計画を立てて、分譲後10年から12年で最初の大規模修繕を行って~云々・・」と書かれていますが、大規模修繕を繰り返して、そのうち壊して建て替えることがどことなく念頭にあるような気がします。皆さん、ご自分の住んでいるマンションが100年後にも現役で住宅ストックとして健康体でいることが想像出来ますか?
「建てて壊してまた建てる」・・・・国や道の住宅ストックの基本目標も「量」から「質」へ転換してきています。
●マンション建替えのための手続きを定めた法整備も進んでいますが、計画的にしっかりと手入れ(管理)を行って、マンションの資産価値を維持保全することが何よりも大切ですし、またそのためには管理組合がしっかりと機能していなくてはなりません。管理組合の力量も問われてきます。マンションはもっと長寿命であって良いはずです。

函館駅前広場
●さてさて、そうこうしているうちに雛祭りの1日 を函館で終えてしまいましたが、雪の下では春の花の芽吹きが始まっているはずです。
三寒四温・・・・・皆さん風邪など引きませぬようご自愛ください。(Y生)