本当に必要なバリアフリーとは

6月27日のさっぽろ村ラジオ「教えて!北方型住宅」はゲストに「トマソンの弟」を書かれた、HAL.おおいしさんをお迎えして放送しました。
この本では、まちを歩いてちょっと気になるバリアフリーについて紹介されています。
おおいしさんは、道庁の建築職員なのですが、福祉の部署に配属になったときに、建築屋の立場からバリアフリーを考えることになり、それまで気づかなかったまちにあふれるバリアフリーについて、あれ、おかしいな、ということがたくさんあることに気がついたということです。
スロープの先には段差があったり、変な位置に点字ブロックがあったり、点字案内がまったく逆さまだったり、これでは、本当に障がいがある人の助けにはならないというものばかり。
言葉でのバリアフリーは、段差を解消する、手摺りをつける、車いすの通行幅を確保する、ということが
代表的ですが、使う人のことを考えないでこれらのことを実践しても、結局は「使えないバリアフリー」になってしまうこともあるようです。
おおいしさんは、Z(i)Gという医療、保健、福祉、建築などの専門家がよりよいバリアフリーリフォームを実践するための協議会にも携わっており、高齢者や障がい者が安心して自宅で暮らすための住まいづくり支援活動を行っています。
建築屋はものをつくるプロですが、人が生活する空間をつくっていくには、様々なひとの「思いやり」が重なり合ってこそ、豊かな空間になるのだなあとおおいしさんのお話から感じました。